2021年度 明治学院大学履修要項(文学部)
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「思想と社会」、「芸術と文化」の3つの系列に分類されるこれらの専門科目を、学生は主体的に選択して履修し、体系的な知識を身につける。 4 3年次・4年次には、少人数制の「演習」(必修ゼミ)に所属する。「演習」ではフランス語圏の言語・文学・芸術・歴史・思想の諸問題をテーマに掲げ、グループ学習や議論を通じて、他人の意見を尊重しつつ、自らの見解を説得的に述べるためのコミュニケーション能力を身につけることを目指す。 5 4年次必修の「卒業論文」では、指導教官の指導のもとに関心分野をしぼりこみ、論文のテーマを決定する。学生は資料探索、プランの作成、執筆のすべての段階にわたり、指導教官の助言を得ながら、自ら見つけた課題について、資料を探索・収集し、自らの着想を論理的かつ説得的に組み立てる術を学ぶ。 6 1年次・2年次に引き続き3年次・4年次でも、読み、書き、聞き、話すための実践的なフランス語の訓練を行う。中級講読の授業(必修)やネイティブの教員による会話中心の授業(選択必修・選択)を通じ、中級、上級へのレベルアップをはかる。仏検対策の授業に加え、3年次以降は、フランス語圏の大学機関への留学に際して取得を要請されるDELF(フランス国民教育省が認定した公式フランス語資格)対策の授業も設置する。 学習成果の評価については授業の性格に応じ、レポート・筆記試験に加え、口頭発表(プレゼンテーション)を通じて、目標達成度や主体的な学びの姿勢を評価する。また、卒業論文に関しては、主査と力を総合的に評価する。 その他、所定単位を修得することによって多文化共生ファシリテーター/サポーターの認証資格取得も可能である。 副査の2名による厳正な審査を通して、主題に関する知識および理解度、問題解決力、創造的思考8979

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