2024年度 明治学院大学 履修要項(社会学部)
82/162

74〔1〕社会学科基礎・演習科目社会学科では、少人数のゼミ形式の演習を軸に、社会学の基礎を学ぶ科目を充実させている。必修科目や要求科目以外の科目も積極的に履修し、各学年の学びの中心とすることを推奨する。◎1年次:「アカデミックリテラシー」(2単位、1年次春学期・必修科目、15名程度)および「社会学基礎演習」(2単位、1年次秋学期・要求科目、20名程度)によって、「文献を読む」「調べる」「議論する」「レポートを書く」といった大学での学びの基礎を身につけ、社会学的な考え方の基本を実践的に学ぶ。◎2年次:所属コースの学びの導入として、所属コースに応じて「コース演習A」「コース演習B」「コース演習C」(2単位、2年次春学期・コース必修科目、15名程度)のいずれかを履修し、自分が選択した専門領域の基礎知識およびその学び方を身につける。また、「社会学の理論」(2単位、2年次以上)は、社会学の理論の概説的知識を身につけられる科目であるため、2年次に履修することを強く奨励する。◎3年次:「演習1」または「社会教育実習演習1」(4単位、3年次通年、15名程度) で、専門分野別の教員のゼミに所属し、自分で選んだテーマを専門的に探究する。大学生活の核となる科目のため、履修することが望ましい。所属ゼミの決定にあたっては、2年次秋学期に、レポートと面接による「ゼミ選考」が行われる。説明会が開催されるので、掲示に注意すること。◎4年次:「演習2」または「社会教育演習2」(2単位、4年次通年) と「卒業論文」(6単位、4年次) は、同時に履修することによって卒業論文を作成するためのものであり、ゼミで論文を執筆するための指導を受ける。社会学を学んだ集大成として、ぜひ卒業論文を執筆することを奨励する。◎「専門書講読」(2単位、2年次以上、20名程度)および「専門書講読(外)」(2単位、2年次以上、20名程度)は、少人数クラスで専門的テキストを読み、その内容・意見をレポートとしてまとめるための指導を受けられる科目であるため、履修することを奨励する。〔2〕社会調査関連科目社会学科では、社会の現実を実証的に把握し分析する手法である社会調査法を身につけることができる。社会学科の学びの軸として、「〔1〕社会学科基礎・演習科目」と共に、履修を強く推奨している。所定の単位を履修すると、社会調査士資格を申請することができる。実践的な学習をする科目は少人数クラスになっている。〔科目の詳細および資格については、入学時のガイダンスで配布される「『社会調査士』とは?」を参照すること。〕◎1年次:「社会調査の基礎」(2単位、1年次春学期・要求科目)で、社会調査の基本的事項を学ぶ。続く「社会調査の技法」(2単位、1年次秋学期)では、社会調査で資料やデータを収集する具体的な方法について学ぶ。◎2年次:「データ分析入門」(2単位、2年次以上、20名程度)で量的(および質的)なデータの読み方を学ぶ。量的なデータの分析手法については、「社会統計学」(2単位、2年次以上)で統計学の基本を、「数量データ分析」(2単位、2年次・選択必修、20名程度)で基礎的な多変量解析法を学ぶ。質的なデータの分析手法については、「質的データ分析」(2単位、2年次・選択必修、20名程度)でクラスごとに定められた分析手法について学ぶ。これらのうち「数量データ分析」と「質的データ分析」は2年次の選択必修となっており、1年次の「社会調査の基礎」と合わせて、最低限の社会調査の知識を得てから、専門的なゼミ(「演習1」および「社会教育実習演習1」)に進むカリキュラムとなっている。なお、「数量データ分析」は「データ分析入門」と「社会統計学」の履修を前提とした内容となっているので、履修順に留意すること。選択必修の説明会は、1年次秋学期にコース選択説明会と同時に行われる。また、「データ分析入門」および3年次以降の「数量データ分析」「質的データ分析」の履修については、事前登録が必要となる。詳細については、前年度中の掲示に注意すること。◎3年次:「社会調査実習」または「社会教育調査実習」(4単位、3年次通年、15名程度)で、調査の企画から報告書の作成までの社会調査の全過程について、体験を通じて学習する。質量さまざまな調査手法や調査内容のクラスから、希望のクラスを選んで履修する。2年次秋学期に配布される『社会調査実習履修の手引き』の説明に従って履修申請を行うことになるので、掲示に注意すること。(3)各科目群の説明および履修計画

元のページ  ../index.html#82

このブックを見る